≪にのまりの嵐な小説≫
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『相葉先輩、スキです!! 付き合ってください!!』 ・・・沈黙・・・ 『ゴメン。俺、今は誰とも付き合いたくないんだ。』 今日もこんな会話が聞こえてくる、ココは≪嵐★学園≫ 野球部の二宮和也。 陸上部の桜井翔。 サッカー部の松本潤。 合唱部(笑)の大野智。 この4人、この学園でのモテ男たちなのダッ!! |
*****ログなし****
うっわー。つらい(泣)
その5人はダンス部で・・・ 女のコたち:『松本先パァァァイ!!』 相葉:『松潤、呼ばれてるぞ。』 松潤:『ハイハァイ!!』 松潤は部室のドアから外に出た。 『キャァ2』と言われる声が聞こえる。 松潤:『みんなぁ、今日は23コの差し入れだよぉ。 食いきれなかったのはどうする?』 ニノ:『オマエがもらったんだから、オマエが持って帰ろよっ!!』 松潤:『俺1人で持って帰ったって食いきれねぇよ。・・・しょうがねぇな。 大野:『俺ダイエット中だから、翔クンあげる。』 翔:『ワガママ言うなヨ。 何でみんなそんなに人がいいんだよ。 ニノ:『そういう翔クンだって全部毎日持って帰ってるクセに。』 翔:『・・・・・。』 そうしていると、“コンコン”と誰か部室のドアをノックした。 |
“コンコン” 翔:『俺、出るわ。』 そう言って翔がドアを開けると、そこには顧問のサンチェ先生が立っていた。 翔:『サンチェ先生。』 サンチェ:『今日は大事な知らせがある。 ちょっとオマエらココに座れ。』 みんな、静かに先生の前に座った。 サンチェ『実は今度の大会だが・・・この大会に出れるのは、4人だけなんだ・・・・・。』 みんな、沈黙した。 サンチェ『だから、1人だけ次の大会でマネージャーの役目をするんだ。』 ニノ:『先生、そこんトコ、どうにかなんないっスか!?』 サンチェ:『もし意地でも5人で出たいのなら、この大会は諦めるしかないな。』 相葉:『でも、最後の大会なんデスよ!!』 サンチェ:『だから、誰か1人にマネージャーをやってもらうしかないんだ。』 翔:『・・・どうする!?』 『おまえら出ろ。俺がマネージャーやる。』 |
そう言ったのは、翔くんだった。『どうする?』と言ったあと、すぐにこう言ったのだった。 相葉:『そんな、翔くん遠慮しなくっていいよ! 翔くんはこの中でもズバ抜けてダンスうまい ニノ:『そうだよ。 じゃあ、俺出ないよ。』 翔:『んなこと言うんじゃねぇよ!』 翔が大声を出して言った。 翔:『俺だって出てぇよ!! 最後の大会なんだ。 でも、4人のメンバーを決めることで、この そう言ったトキ、松潤が翔を殴った。 松潤:『翔くん、ズルイよ・・・そういうのズルイよ。 本当は出たいんでしょ。 松潤は涙目になった。 大チャン:『こうなったら、サンチェ先生に決めてもらおう。 それしか方法が・・・』 松潤:『俺が出ない。 俺は、みんなのダンスが好きだから・・・。 みんなのダンスを支えたい。 サンチェ:『松本!!』 サンチェ:『本当にいいのか!?松本。』 相葉:『松潤、本気かよ!?』 松潤は顔をあげて 松潤:『いいの。 俺がやるんだから。 さぁ2、ほら練習始めよっ!』 4人は重い腰をあげて練習を再開するために鏡の前に歩いていった。 松潤:『ほらほらぁ。動き遅いよぉ!!』 ニノ:『大会まではマネージャーも一緒に踊れよ!!』 松潤はニッコリ笑って、4人の中に入っていった。 |
あれから何日が過ぎただろう・・・ 俺たちは大会へ向けての最後の追い込みに入っていた。 松潤:『大チャン! まだ休憩の時間じゃないよっ!ほら頑張って!』 大野:『でも、もう疲れたよぉ・・・』 松潤:『ダメダメ! まだみんな頑張ってるだろ。』 ニノ:『松潤、大ちゃんバテ気味だから水だけでも飲ましてやって。』 ニノが踊りながら言った。 松潤:『じゃあ、特別だよ。 はい、アクエリ。』 そうしていると、サンチェ先生が入ってきた。 サンチェ:『松本、おまえも今日から、みんなに追いつくように練習しろ!』 松潤:『でも、僕、今度の大会には・・・』 サンチェ:『参加人数の枠が5人になったんだ。 おまえも出ろ!』 |
松潤:『えっ・・・マジっスか!?』 サンチェ:『ウソなんかつけるかっ。ほら、とっとと練習しろっ。』 翔:『松潤っっ!! やったなぁ!!』 翔がそう言うと、ダンスを止め、4人が松潤の周りに集まってきた。 ニノ:『やったな!! 松潤っっ!!』 そして松潤をいれてまた練習を始めた。 そこで相葉に異変が起きた。 |
松潤も含めてのダンスレッスンを始めたその時だった。 相葉が足をおさえながら座った。 翔:『相葉ちゃん、どうしたんだよ。』 相葉:『なんか。足がおかしくって・・・肉離れかも。 イテェ・・・。』 ニノ:『マジかよ。 松潤、アイスノン持ってきて!!』 大野:『ヘタな処置する前に養護(保健)の先生呼んだほうがいいと思うよ。呼んでくる。』 ニノ・相葉:『ゴメン。大チャン。』 相葉の足はひどく腫れていた。 翔:『なんでもっと早く言わなかったんだよ。 大会出れなくなるぞ。』 相葉:『松潤と久々に一緒に踊るからはりきっちゃって・・・そのちょっと前からオカシイって思っ すると、サンチェと養護の先生が現われた。 養護:『相葉君、大丈夫!? 見せてごらん。・・・・・ひどく腫れてるわねぇ・・・。』 サンチェ:『どうだ!? 立てるか!?』 相葉:『う、うん・・・多分・・・・・。』 |
翔と松潤の肩につかまって相葉はやっと立てた。 そのまま3人と先生2人が出て行く様子を大野と二ノはじっと見ていた。 二ノ:『相葉ちゃん・・・マジで大丈夫かなぁ・・・せっかく松潤が出られるようになったのに・・・』 大野:『うん・・・。』 その頃、保健室では・・・ 相葉:『イッテェ・・・イテテテテ・・・。』 養護:『湿布と包帯しとくわね。 今からでも家に帰って病院に行った方がいいわ。おうちには誰 相葉:『ウチ、中華料理屋だから、たぶん手が離せないと思う。この時間帯、お客さん多いし・・』 サンチェ:『俺が送っていきますよ。 先に病院に連れて行きます。』 養護:『そうしてくれると助かるわ。』 翔:『相葉ちゃん、立てるか!?』 相葉は立ち上がろうとした。 松潤:『あぁぁ・・・無理しないで。ほら、俺と翔くん肩貸すからさ。』 相葉:『わりぃ。』(=悪い) そして、外に出ると・・・ 女のコ達:『相葉先ぱぁぁいっっっ!!』 相葉:『あっ・・・。』 相葉は誰かいるのに気づいた。そして、女のコ達に見向きもせず、そっちを見ていた・・・。 女のコ達:『相葉先輩大丈夫ですかぁ!?』 そんな声も耳にせず、その後ろにいる1人の男のコを見ていた・・・ |
相葉が見ていたその男のコは、星(ほし)高のダンス部、Jr.Clubの生田だった・・・。 生田:『相葉くん、久しぶりっ。』 相葉:『斗真・・・おい元気かよぉ!!』 相葉と松潤と二ノは斗真がダンス部ができるまで、一緒のダンス教室に通っていた。 生田:『サンチェ先生、お久しぶりです。』 サンチェ:『生田ぁ。元気だったか!?』 生田:『はい。向こうのダンス部で部長になりました。・・・それより、相葉クン、その足どうした 相葉:『肉離れ起こしちゃったみたいで、これから先生と病院行くんだ。』 生田:『そうなんだ・・・。 相葉クンたちは今度の大会出るの!?』 相葉:『うん。 最後の大会だし。二ノも松潤も出るよ。』 生田:『それなら、俺、ココのダンス部、1番のライバルだと思って練習ガンバルから、覚悟しといてよ。』 相葉:『あぁ。 それよりお前んトコの大会のメンバーって誰!?』 生田:『山下、長谷川、風間、亀梨、俺。 知らないと思うけど・・・。』 サンチェ:『じゃあ、そろそろ行くぞ。 生田、お前、二宮と松本に会いたいんだったら部室場所 生田:『はい。じゃあね。相葉クン、先生。』 そして生田は部室をのぞくことなく、帰っていった。 |
相葉を見送った後、練習を切り上げ、みんなで話をしていた。 松潤:『そういえばさぁ・・・俺たち、もうこの部の練習ばっかり来てて、ちゃんとした部活行って 二ノ:『うん。ココっていい加減さぁ、 ≪カケモチだけ可≫の部じゃなくて、ちゃんとした部に 翔:『俺もそう。』 大野:『サンチェ先生に頼んでみる!?』 翔:『オォ!いいねぇ!さすが部長!! ほら、先生んトコ行ってきな!』 二ノ:『相葉ちゃん乗せて病院行ったじゃぁんっっ。 翔君、見送ったでしょ。(笑)』 翔:『そういえば、さっき相葉チャンと先生が話してるの聞いたんだけど・・・っていうか聞こえた 松潤:『えっ!!斗真がどうしたのっっ!!』 翔:『なんか、≪斗真ぁ≫とか言ってたぜ。』 二ノ:『マジでぇ!? 斗真来てたの!? あいつ、顔出してきゃいいのに。』 大野:『急ぎだったんじゃないの!?』 二ノ:『そうかなぁ!?』 翔:『また来るんじゃねぇの!? そしたらゆっくり話せばいいじゃん。』 二ノ・松潤『そうだね。』 その頃、生田は電車に乗って、星高に帰っていく途中だった・・・ |
生田はリュックからケータイを出し、どこかに電話をかけた。 生田:『あぁ。山P。あのさ、今アラ学(嵐学園の通称ね。)見てきたんだ。 山下(電話):『でも、ケガしてるんだろ。じゃあ、勝てるんじゃん!? 生田:『人数なんて関係ねぇよ。 それに、友達だし、一緒に戦いたいんだよ。 山下(電話):『でも、その人、うまいの(ダンスが)!?』 生田:『うん。俺と一緒のダンススクールに通ってたトキもうまかったからさ。』 山下(電話):『ふぅーん・・・。待って、亀に代わる。』 亀梨(電話):『もしもし!? もしかしてさぁ、アラ学って二宮君いる!?』 生田:『なんで、おまえ二ノのコト知ってんだ!?』 |
亀梨(電話):『あのね、俺と二宮君、同じリトルリーグ(野球チーム)にいたの。二宮君は中3になって 辞めちゃったんだけどね。 このあいだOB会があって、その時会って話したんだ。 そしたらアラ学でダンスやってるって言ってたから。 そうかなぁって思って。』 生田(電話):『へぇ・・・そういえば二ノも野球してたんだよなぁ・・・。』 その頃、アラ学では、サンチェ先生が部室に来ていた。 サンチェ:『相葉は、ねんざみたいだ。 1週間ほど練習に参加できないそうだ。 その間、おま 大野:『でも、ねんざですんでよかったよぉ・・・』 二ノ:『ほんとだよね。 1週間ですむみたいだし。』 サンチェ:『それと・・・お前ら星高知ってんな。 その星高の生田がさっき来たんだ。』 翔:『ほらぁ!やっぱりぃ!!』 二ノ・松潤:『マジでぇ!!』 サンチェ:『今度、相葉が戻ってきたら、そこと合同練習するぞ!! 星高はなぁ、お前らは知ら 松潤:『えぇっっ!星高ってそんなに強いのぉ!? サッカーは弱かったのに・・・』 サンチェ:『バカ。 前は星高といえばダンス部って言われてたんだぞ。』 4人:『へぇ〜・・・』 サンチェ:『そこのコーチのSAMさんはプロのダンサーだ。 それにウワサでさっきココに来た 二ノ:『えっ!? 斗真っ!? マジ!?』 大野:『本当にそこと合同練習するんですか!?』 サンチェ:『あぁ。 さっき生田ともそんな話を・・・』 4人:『マジでぇ!!』 その頃、相葉は自分の部屋のベッドで寝ていた。 相葉ママ:『雅紀ぃ!お客さんよぉ。 今そこまでお連れするわね。』 相葉:『うん。』 “コンコン”とドアをノックする音がした。 相葉:『どうぞ。・・・あのぉ、失礼ですが・・・』 入ってきたのは相葉も見たことのない浅黒い男性だった。 男:『私、星高のダンス部のコーチのSAMですが、雅紀くんですよね。』 その男は星高のダンス部のコーチ、SAMだった・・・ |
相葉:『何の・・・御用でしょうか!?』 SAM:『君は今の嵐学園のダンス部には満足してるの!?』 相葉:『・・・えっ!?』 SAM:『君ほど実力のある子が、あそこ(アラ学)ではもったいないよ。 ジャニ大学は相葉の目指している大学でもあった・・・相葉は大学でもダンスをしたいと思っていた。 SAM:『ウチの高校だけの特典なんだよ。 ウチの校長とジャニ大の校長は古くからの知り合いでね。』 相葉:『・・・・・。』 SAM:『今のダンスには満足していないんだろ。 ウチのダンス部に来ないか。 相葉:『・・・・・・。』 そして、重い口を相葉が開いた。 |
相葉:『・・・俺、星高に・・・転入します・・・』 SAM:『よく言ってくれた!ありがとう。』 それから1週間、相葉の復帰の日がきた。朝、相葉のクラスには4人共来ていた。 松潤:『相葉くん!復活おめでとう!相葉クンのためにアイスノンいっぱいあるヨッ!』 二ノ:『よかったヨォ。もう腫れてないし。 安心だね。これでウチの部も』 大野:『うん。これで5人でこのダンス部を本格的な部活にしてもらうぞ!カケモチだけ可の部 翔:『もちろんに決まってんじゃんか!なぁ、相葉!』 相葉:『う・・・うん。』 相葉はこわばった顔で小さくうなずいたのだった。 二ノ:『あぁっ!あれ、SAMじゃん!?星高のコーチのSAMさん!』 大野:『ホントだぁ。 何しに来たんだろ? 練習試合のコトかなぁ!?』 相葉の表情はかたくなった・・・。 |
職員室 サンチェ:『あっ、SAMさん。』 SAM:『急にすみません。 お話したいことがありまして。』 そうすると、サンチェは応接室にSAMを案内した。 2人は部屋の中に入った。 サンチェ:『まぁ、座ってください。』 そう言ってサンチェはソファに手を向けた。そして、SAMは荷物を置き、座った。 サンチェ:『早速ですが、今日はどのような御用事で?』 SAM:『もう生徒さんご本人から聞いてるとは思いますが、どうでしょう?』 サンチェ:『えっ!?あの、何のことでしょう!?』 SAM:『こちらの生徒さんの相葉雅紀君の転校のことですよ。 サンチェ:『えっ!? そんなの聞いてないっスよ。 ちょっとお待ちください。』 サンチェは急いで階段を駆け上がった。 サンチェ:『おい。相葉、俺は聞いてなかったぞ! 何で転校のこと言わなかった!』 5人の表情が一気にかたくなった・・・。 サンチェ:『何で、星高に行くんだ。この学校に何か不満があるのか。 相葉:『・・・・・。』 松潤:『答えてよ。相葉クン!』 すると、翔がガツガツと足音をたてて相葉に近寄った。 翔:『答えなきゃ分かんねぇだろっ!! 何でよりにもよってライバルの星高に・・・。』 大野:『とりあえず、ワケ話してよ。』 |
あらすじ:相葉の転校の理由は・・・ 相葉:『俺は・・・ずっとジャニ大に行きたかったんだ。 みんな知ってるだろ。 全員:『・・・・・。』 大野:『うん・・・分かったよ。相葉チャン。』 二ノ:『理由がこの部に満足してないとかじゃなくて安心したよ。 松潤:『俺、応援するよ。ちょっとサビシイけどね。』 翔が相葉の近くに寄ってきた 翔:『相葉、俺は許さねぇぞ・・・。』 相葉:『・・・・・。』 翔:『なんで・・・なんで俺らんトコから離れてくんだよ!! 相葉:『・・・ジャニ大だって、他の大学にだって入れる頭のいい翔くんには俺の気持ちなんか 翔:『・・・・・フザけんなよ。俺だって努力して勉強してんだよ!!』 相葉:『俺だってそうだよっ!!でも、このあいだの三者面談のトキに担任に≪もう無理 松潤:『2人ともやめなよ!』 翔:『それで諦めんのかよ!そんなのお前らしくねぇよ! 相葉:『あぁ。俺だってもう大会終わったら転入するんだし。』 |
次の日・・・もう大会まであと7日、ちょうど1週間がせまっていた。 部室には大野と松潤と二ノが来ていた。 大野:『このままじゃダメだよ。いいダンスも踊れないよ。何とかしないと。』 二ノ:『うん。あの2人にも早く仲直りしてもらいたいし・・・。』 松潤:『今回のケンカ、今までの中で1番ヤバイじゃん。俺たちどうすれば・・・。』 “カチャ”部室のドアが開いた。翔が厳しい表情で入ってきた。 翔:『練習始めようぜ。』 二ノ:『まだ相葉ちゃん来てないんだよ。』 翔:『んな奴ほっとけよ。 どーせ辞めるんだしさ。』 松潤:『大会終わるまでは同じダンス部のメンバーなんだよ。』 翔:『あんなのメンバーとか仲間とかって言えっかよ。』 大野:『それはないんじゃないの。』 翔:『なに!?大ちゃんまで相葉の味方するわけ!?』 大野:『俺はどっちの味方でもないよ。でも、翔くん言い過ぎだよ。』 翔:『・・・・・。』 大野:『いいかげん仲直りしてよ。星高に行くことだって相葉ちゃん本人がいいと思って決めた 緊迫した空気が4人の間に流れた・・・。 翔:『俺だって・・・喜んで≪ガンバレ≫って言ってやりたいんだよ。けど、相葉が離れるのがイヤ 二ノが重い口を開いた。 二ノ:『俺だって・・・相葉ちゃんには星高には行ってほしくないよ・・・・・。 大野・松潤:『俺だって・・・。』 翔:『・・・・・。俺も相葉ちゃんへの理解がなかったかもね。』 と、翔がドアの方を見た。 小さな窓から頭が見えた。 翔:『相葉だろ。入れよ。』 すると、ドアが開いて相葉が入ってきた。 相葉:『ゴメンね。俺のことでいろいろ悩ませて・・・みんな、翔くん。』 相葉はドアの前でみんなの話を聞いていたのだった。 翔:『俺こそゴメンな。 友達なのに何にも分かってやれなくて・・・。』 松潤:『練習、始めよっか。あと1週間だよ!ほらほら!』 そうして、またダンスの練習を5人で始めた。 亀梨:『ここがアラ学かぁ。』 長谷純:『なんかフツーの学校じゃん!?』 風間:『うん。ウチんトコとそんなに変わらないじゃん。』 山下:『早く向こうのダンス部のダンス見てみたいな。』 生田:『じゃあ、行こうか。』 |
星高の5人:『よろしくお願いしまぁっす!』 アラ学の5人:『よろしくお願いしまっす!』 二ノ・相葉・松潤:『斗真ぁぁぁvvv』 生田:『二ノォ!まつじゅぅん!相葉ちゃぁぁん!会いたかったよぉぉぉ!』 そして相葉・二ノ・松潤の3人は生田を囲んでギューッと抱きしめた。 生田:『く・・・くるちぃぃ・・・』 サンチェ先生が手をパンパンと叩き サンチェ:『オイ!自己紹介しとけ。俺はここの部の顧問のサンチェです。』 相葉:『相葉雅紀です。3年です。ニックネームは相葉ちゃんですvもうすぐそっちに転入します 二ノ:『ニックネームまで言うなよぉ(笑) 二宮和也です。3年っス。』 松潤:『松本潤です。 ≪まつじゅん≫って呼んで下さいv3年です。』 翔:『桜井翔。3年っス。よろしく。』 大野:『部長の大野智です。』 二ノ:『・・・・・それだけ!?』 大野:『・・・(小さくうなづく)』 生田:『じゃあ、こっちも。部長の生田斗真です。』 山下:『山下智久です。』 長谷純:『長谷川純です。松本君とニックネーム似てるんスけど、≪はせじゅん≫です。』 風間:『風間俊介です。得意なダンスはソーラン節です!』 松潤:『金八の健次郎に似てるよね!?』 風間:『よく言われますぅ(笑)』 亀梨:『亀梨和也です。二宮くん、覚えてます!?』 二ノ:『亀梨じゃぁんっっ!覚えてるよぉ!もちろん☆』 そして、翔が切り出した。 翔:『さっそく、合同練習始めねぇ!?なぁ、相葉。』 相葉:『うん。』 2人はお互いを見てニコッと笑った。 生田:『何から始めます!?』 大野:『取りあえず、お互いの学校のストレッチとかそういう準備体操系を一緒に・・・。』 翔の掛け声に合わせて、準備体操を始めた。お互いの学校の準備体操を体験した。 山下:『そろそろ、踊りません!?』 松潤:『そうだね。どうする!?今までやってたのを見せる!?大会のは見せられないし。』 大会のダンスを見せると、ネタバレみたいなものなので、大会のときに不利になる。 生田:『じゃあ、うちらから踊りますよ。≪HORIZON≫やろうぜ。』 大野が持ってきたCDラジカセに亀梨がカセットを入れた。 |
翔:『・・・俺ら・・・負けるかも・・・』 二ノ:『こいつら・・・うますぎ。』 相葉:『・・・俺、この学校行く・・・んだ・・・』 大野:『キレがいいよね。』 松潤:『なんか感動する・・・スゴイ・・・』 そして約3分続いた星高のダンスは終わった。拍手をしながら不安になっているアラ学の5人に 生田:『次、お願いします。早くアラ学のダンス見たい!』 亀梨:『俺も。』 そして、大野は≪A・RA・SHI≫をかけた。この曲は、軽音楽部からダンス部にプレゼント そして、≪もう帰らないといけない≫と生田が言うので、今日の合同練習は終わった。 星高の帰りの電車では・・・ 山下:『見た!?生田クン。』 生田:『山下はどう思った!?』 山下:『チョロイ。勝てるね。』 亀梨:『相葉くんって足ケガしてたんでしょ。問題はその分のロスだよね。』 風間:『ダンスのチームワークはあんまりよくなかったよね。』 長谷純:『問題は、これからあそこがどれだけうまくなるか。』 生田:『もし、うまくなったら戦いがいがあるんじゃない!?』 |
あれから何日がたっただろう・・・大会まであと1日になっていた。 星高との合同練習から、今までの倍の練習をした。そして星高に負けないくらいの力をつけた。 大野は職員室に向かっていた。 大野:『失礼します。・・・サンチェ先生、校長先生、お願いがあります。』 校長:『なんですか!?』 サンチェ:『どうした!?大野!?』 大野:『あの・・・急なんですが、ダンス部を・・・かけもちだけ可の部じゃなくて・・・ちゃんとした サンチェ:『どうしてだ!?』 大野:『明日を最後に相葉がいなくなります。だから、その前に・・・・・。』 校長先生とサンチェは何か言葉を交わした。 校長:『・・・いいでしょう。ただし、今度の大会でのダンスで私を感動させられなかったら 大野:『はい!ありがとうございます。』 大野は階段を駆け上り、部室まで走った。ドアをバン!と開けた。 二ノ:『大チャンじゃぁん。ビックリしたぁ。』 大野:『本格的な部になったよ!』 4人:『マジで!?やったぁ!!』 大野:『でも、今度の大会で校長を感動させられなかったら、またカケモチ可の部に戻るんだ』 4人:『・・・。』 大野:『頑張ろう!!』 4人:『うん!』 翔:『特に相葉は悔いの残らないようにな。』 相葉:『オォ!』 そして、次の日・・・大会の日になった・・・。 |
松潤:『♪あらしぃ!あらしぃ!ふぉ どぅりぃぃぃぃぃむ!!!』 5人:『イエェェェェェイ☆☆☆』 相葉:『はぁぁいっvvv俺、ボンジョビいきまぁすっっvvv』 サンチェ:『うるせぇ!静かにしろっっ!!』 ここはバスの中、もちろん通信カラオケもついていない。バスの中にあるマイクを使っての サンチェ:『すいません。運転手さん。コイツら中身は幼稚園生なんで(苦笑)。』 運転手:『いいんですよ。若いことはいいことですから』 数分後、相葉のボンジョビ、二ノのSMAP、翔のV6、大野の演歌の歌が歌い終わった頃・・・ サンチェ:『ほら、ついたぞ。荷物持って下りろ。運転手さん、ありがとうございました。』 5人:『ありがとーございましたっっ!!』 運転手:『いえいえ、頑張ってきてくださいね。』 5人:『はいっっ!!』 そしてバスを下りた5人の前には大きいホールと大会に出場するライバルたちの姿があった。 二ノ:『とうとう・・・だね。』 他の4人:『うん・・・。』 そうして、5人は楽屋に案内された。たくさんの学校が使うので5校で1部屋、共同で使うの 大野:『嵐学園でぇす・・・よろしくお願いします。』 他校の生徒A:『あっ、アラ学だぁ!よろしくお願いします!』 他校の生徒B:『初出場なんだろ!? めずらしいよな。3年だけだろ。メンバー。』 松潤:『・・・はい。』 翔:『荷物置いて、ちょっと出ようぜ。』 ガチャン!翔はドアを閉めた。 翔:『(小声で)むぅかぁつぅくぅぅぅぅぅ!!』 松潤:『(小声)あの言い方ってさぁ≪おまえらはダメだ≫って言ってるモンじゃん!?』 翔:『だよなぁ。しょっぱなからケンカ売るなっちゅーのっっ!』 すると向こうから大会の役員さんが向かってきた。 役員:『嵐学園の生徒さんですか!?』 5人:『はい。』 役員:『そろそろ衣装への着替えをお願いします。』 5人:『はい。お世話さまです。』 相葉:『とうとうだね。』 翔:『気合入れていくぞ!』 |
そして、楽屋に入り、5人は衣装に着替えた。色違いでおそろいのジャージだ。 大野:『なんか、≪何とかレンジャー≫みたいじゃない!?』 二ノ:『アハハハ!うん。んな感じ。』 そしてドアから役員さんが入ってきた。 役員:『嵐学園のみなさん、そろそろホール裏へ来てください。スタンバイになります。』 翔:『とうとうだなvvvドキドキだぁvvv』 相葉:『行こう。』 松潤:『あぁぁぁ!キンチョーーーー!!』 そして5人はホール裏へと歩いていった。 ホール裏へつくと、スタンバイしてる学校が2校あった。 翔:『円陣組んじゃう!?』 他の4人:『組んじゃう2!』 翔:『ブルンブルン!!』 他の4人:『ブルンブルン!!(笑)』 二ノ:『部長からの言葉、どうぞ!』 大野:『今までの練習の成果を発揮して頑張ろう。相葉ちゃんは特に悔いのないように!!』 松潤:『メッチャ普通(笑)』 相葉:『みんなでの最後の大会!1位取るぞ!!』 5人:『オーッ!!』 そして、前の学校のダンスが終わり、アラ学の出番になった・・・。 |
・・・・ちょーいいところじゃない?
ログ足りない・・・?(;;)
あらすじ:第1位は… アナウンサー:『第1位は…夕霧学園ダンス部です。』 メンバーは≪はぁっ…≫とため息をつくしかなかった。 アナウンサー:『初出場の学校の中で最も健闘した学校に送られる≪健闘賞≫は ガタッ!と松潤が立ち上がった…。大野はア然としていた。 アナウンサー:『嵐学園の代表者の方、舞台へお願いします。』 二ノ:『大チャン、ほら。』 大野:『松潤・・・行ってきなよ。』 松潤:『大チャン、部長なんだから。』 大野:『いいから。松潤、参加人数5人に増えるまでいろいろ頑張ってくれたじゃん。』 松潤は何も言わず、大野を見つめた。 大野:『いいから。行ってきなよ。』 松潤:『大チャン…。じゃあ。』 そう言って松潤は舞台に上がり、賞状とトロフィーをもらってきた。 |
松潤:『では、相葉クンの星高での健闘と俺らの≪健闘賞≫を祝って…』 5人+サンチェ:『かんぱぁぁぁいっっ!!』 二ノ:『松潤、なんかどっかの結婚式のスピーチみたい。』 翔:『あっ、それ言えてる(笑)。』 相葉:『どーもありがとうございます!』 大野:『まぁまぁ、相葉チャン…』 松潤:『オレンジジュースなトコがお子ちゃまじゃん(笑)!?』 二ノ:『確かになぁ(笑)。』 運転手さんが話し始めた。 運転手:『転校するんですか!?』 サンチェ:『えぇ、そうなんです。』 運転手:『そうですか。ツライですね。別れが。』 サンチェ:『えぇ。』 5人はシーンとなった。 そうだ、これで相葉とはずっと一緒にいられなくなる。 翔:『ちょいマジメな話になっちゃうけどさ・・・』 4人:『うん。』 翔:『マジで転校すんのかよ、相葉。やっぱり気持ちは変わんない!?』 相葉:『…うん。もう手続きも済ませちゃったし…。』 松潤:『頑張ってよ!相葉くん!』 相葉:『ありがと。松潤。』 二ノ:『ソロ踊るんだろ!?時間あいてたら見にいくから』 相葉:『ありがと。二ノ。』 大野:『がんばれよ。』 相葉:『うん。』 そうしているうちにバスは学校に到着した。 サンチェ:『じゃあ、これで相葉ともお別れだな。頑張れよ。向こうでも。』 相葉:『今までありがとうございました。』 翔:『俺ら…これからも…友達…だよな!?』 相葉:『俺は最初っからそう思ってたけど(笑)。』 二ノ:『そうだよなぁ。』 松潤:『またヒマになったら遊びにきなよ。』 相葉:『うん。』 大野:『円陣組んじゃう!?』 4人:『いいねぇ!』 そして4人は円陣を組んだ。 大野:『相葉雅紀の健闘を祈って…』 翔:『相葉、ひとこと。』 相葉:『忘れないからな。忘れるなよっ!』 4人:『うん。』 相葉は転校していった。 翔:『なんだろうな。』 松潤:『あれじゃん!?部員いなくなっちゃったから、本格的な部になるのは来年まで持ち越し 二ノ:『そうだよな…よく考えれば俺ら、あの大会で引退だったのに、それでも部にしてほしい! 大野:『本格的な部として活動したのはたったの1週間だったもんね。』 するとサンチェが部室に入ってきた。 サンチェ:『お前ら、やっぱり引退取り消しだ。あと1ヶ月、発表の場はないけど、活動しろ。』 翔:『えっ!?なんで。』 サンチェ:『入ってこい。』 4人はドアの方を見つめた。誰かが入ってきた…。 『転入生の相葉雅紀です。』 4人:『相葉ちゃぁぁぁんっっ!』 相葉:『ただいまっ!』 4人:『おかえりっ!』 ☆おわり☆ 感想待ってるヨッvvv |
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のでもちろんフィクションです(笑)